2024年4月16日火曜日

免許更新の事務書類作成に苦悩する

8回めの小型船舶免許証更新だ。5年に1回でA4の書類2枚にあわせて30文字ほど書くだけなのだが苦手だ。本物の申請書類は海事代理士が書いてくれるので、その助けとなるメモを書くだけでちょっとくらい間違っていても平気な書類なのだが苦手だ。子供のころは書類を書くのは好きなほうだったが、高校大学と進むにつれて苦手になった。今では事務書類に記入するのは苦痛でしかない。

「これ書かなくてもわかるでしょ」と思うのが理由だ。しなくて良いことをわざわざしている。頭の悪い連中はできる仕事がないから、しなくてよいことを無理やり仕事にしている。意味がない。意味のない書類を書かされるくらいならピラミッドの石を運んでいた方がまだマシだ。

とは言え、小型船舶免許更新書類は住所と氏名などの必要最低限のことを書くだけなので意味がない訳ではない。しかし、事務書類が嫌いな私は書類と見ただけで反射的に嫌悪してしまう。

今回の書類は去年の7月に届いていた。届いてすぐに書けたはずだが、私は見て見ぬふりをして9ヶ月放っておいた。さすがに免許が失効するのは困るので、免許の有効期限満了の3ヶ月前の今日になってやっと重い腰を上げたのだった。

こういうのはおバカの生成AIでもできるから、「免許の更新手続きしといて」と言うだけで済ませたいものだ。

2024年4月14日日曜日

4967小林製薬の株価が急落前の300円安まで戻る

小林製薬の紅麹騒動が起こったとき、小林製薬の株を買った。過去の異物混入事件から、株価は一時的には下がるものの必ず元の価格に戻ることを知っていたからだ。紅麹は原因ではないだろうと予想していたのも買った理由だ。

騒動前の株価は6000円だったが、騒動の直後に4700円まで下げた。その後数日もみあったときに5024円で買った。今は5697円なのでかなり戻った。私は少し上げたところで株を売ってしまったので、株はもう持っていない。

私が早めに株を売ってしまったのは予想が外れたからだ。株価が戻るだろうという予想は当たったのだが、その理由は原因が判明したからではなかった。私は原因が判明して株価が戻るという予想をしたのであるから、私の予想は外れた。株を買った理由がなくなったら、損切りにせよ利食いにせよ決済しないといけないのは誰にでも当てはまる共通のルールだ。

原因は未だに判明していない。製品を作っていた工場は老朽化のため昨年に閉鎖されてしまっているので、原因究明には時間がかかりそうだ。なので小林製薬にはまだ損害賠償のリスクが残っている。みんな売りたくなるはずだ。それなのになぜ株価が上がったのか。それは需給のせいだろうと考えている。

騒動の前は小林製薬の信用売り残はとても少なかった。信用倍率は正確には覚えていないが50倍とか100倍とかの大きな値だった。騒動直後に売り禁が入ったのだが、数日後に売り禁が解除されたとたんに信用売りが殺到した。信用売り残は積み上がり、毎日の出来高が600万株くらいの銘柄なのに数日で信用売り残が300万株を超えてしまった。これは信用買い残より大きく、今では信用倍率は1倍を切ってしまった。で、何が起こったかと言うと、売り方を焼き殺すために投機筋が買い上げているようだ。売り方が追証を払えなくなって投げるように仕向けているのだ。そうでないと小林製薬を買う理由がない。ここ数年間のチャートを見ると、小林製薬が今後どんどん上げるとは考えにくい。株価が6000円まで戻ればラッキーという程度の銘柄だ。それなのにどんどん上がるのはおかしい。今はまだ5697円で6000円は超えていないが、節目の6000円を超えると売り方があきらめて投げると思うので、そこでさらに急騰するだろう。

2024年4月13日土曜日

なぜ日本軍は対戦車砲を速射砲と呼んでいたのか

満州でも東南アジアでも旧陸軍は対戦車砲を速射砲と呼んでいた。普通に対戦車砲と呼べばよいのになぜ速射砲と呼ぶのか30年くらい謎だった。速射砲とは素早く装填できてどんどん撃てるという意味だろうか。

ところがひょんなことから理由が分かった。もうひとつ長く謎だったのが、英軍の野砲の呼称だ。57mmとか76.2mmとか口径(この口径という言葉も複数の意味があって分かりにくいのだが、それは別の話)で呼べばよいのに6ポンド砲とか17ポンド砲とか砲弾の重さで呼ぶ。同じ76.2mmでも弾種によって砲弾の重さは違うだろとツッコミたい。それはともかくこれらの野砲はOrdnance QF 6-pounderとかOrdnance QF 17-pounderと英語では呼ぶ。この名称中のQFがQuick Firingの略だ。Quick Firingを日本語に訳すと速射だ。つまり英国の野砲の名称を直訳したので日本軍では直接照準の野砲を速射砲と呼ぶのだ。やっと謎が解けた。

Quick Firingは素早く撃てるという意味だが、薬莢を使う砲弾を撃つ砲をQuick Firing、薬嚢を使用する砲弾を撃つ砲をBreech-loadingと区別したのが最初だ。確かに薬嚢を使うよりは薬莢を使う方が、装填が1アクションで行えるので素早くできる。薬莢を使う砲弾もだんだん大型化してきて必ずしも素早く撃てる訳ではなくなったものもあるが、薬莢を使う限りはQuck Firingと呼ばれる。だから英国では直接照準の砲も間接照準の砲もQFの名称が付いている。日本軍は直接照準の砲は速射砲だが、間接照準の砲は加農砲(カノン砲の当て字)と呼んだので英国とは少し違う。

次の疑問はOrdnanceというのは軍事メーカー名なのかどうかだ。他国では砲の名称の最初にくる単語は製造メーカー名だ。ドイツの野砲はラインメタル何とか砲という名称が多いし、スウェーデンの野砲はボフォース何とか砲という名称が多いように。ところがこれが違った。Ordnanceは固有名詞ではなく普通名詞で「軍用の」という意味だ。じゃあ、Ordnance QF 17-pounderはどのメーカーが作ったのか調べたら、なんと記録がない。英国の軍事メーカーが作ったものはどれもOrdnance QF 17-pounderとかOrdnance QF 25-pounderとかのようにOrdnanceを付けて呼ばれるとのことだ。

2024年4月9日火曜日

クズ人間ほど小林製薬を叩く

小林製薬にしろ、芸能人にしろ、レンストランの店員にしろ、救急隊員にしろ、自衛官にしろ、誰かがちょっとでもミスをするとこぞって叩き始める連中がいる。日本人に多い。クレーマーといわれる連中も同じだ。彼らは才能もなく努力もしないから、まともな人からは相手にされない。そこで、自分が優位に立てるターゲットを見つけて叩いてうさを晴らしている。そして、ますますまともな人から相手にされなくなる。そんなクズが少数派だったときはまだ良かったのだが、もう日本人の過半数がクズになってしまった。民主主義は多数決で物事が決まるから、クズが多数派になると破綻する。これでは日本の政治がどうこうとか日本の経済がどうこうとか言い出しても意味はない。だからまともな人は政治家になろうとはもはや思わない。まともな人とだけ関われる環境に逃げ出す算段か、そのような環境を自ら作る努力にしか興味がない。

朝日新聞社などのマスメディアは、当初は金儲けのために低俗な大衆に受ける記事を流していただけだと思うが、結果的に国を滅ぼすことに貢献してしまった。中国や朝鮮の人間が大喜びすることを進んでやっている。中国や朝鮮もまともな国から相手にされないので、日本を叩いているだけのクズなのだが。

台湾を除く中国、朝鮮、日本はそろってクズが多数派になってしまった国だ。将来どうなるか観察するのはなかなか興味深い。滅びた理由が記録として残っていない過去の数々の文明のように消えてしまうのだろうか。

2024年4月6日土曜日

煮詰めたコーヒーより冷めたコーヒーの方がおいしい

コーヒーを淹れるとき豆を10gで淹れるより30gで淹れた方が、粉の体積が大きいのでお湯を落とす制御が楽でおいしく淹れられる。そうなると1杯しか飲まない時も2杯分できるので余る。仕方ないので余りはコーヒーサーバーに入れたまま放っておく。半日くらいして、冷たくなったコーヒーを飲むのだが淹れたてほどではないが、そこそこおいしい。冷たいのが嫌な場合は電子レンジで温めて飲むが、これもまずくて飲めないほどではない。缶コーヒーよりはずっとおいしい。

ホテルの朝食でビュッフェ方式の場合、コーヒーサーバーを電熱器で温め続けていることが多いのだが、このコーヒーがまずいことがある。長く温め続けたコーヒーはたいていまずい。どうやらコーヒーは淹れてすぐ飲まないときは、そのまま冷ます方がよいようだ。温め続けるとまずくなる。温め続けた方がいろいろな成分が揮発したり変質したりするのだと思う。これについて調べたが、ちょっと調べたくらいではどの成分が揮発するとか変質するとかの明確な理由はわからなかった。缶コーヒーの開発者はこの理由についてくわしく知っているのではないかと思う。社外秘だろうから、表に出ることはないだろうが。

2024年4月5日金曜日

TOP GUN Maverickのおかげで米陸海軍でCaptainの階級が違うことを学べた

TOP GUN maverickでマーヴェリックことピート・ミッチェルがCaptainと呼ばれていた。Captainは大尉のことだと思っていたので、本当に出世が遅いのだなと思っていたのだが違った。Captainが大尉なのは陸軍と空軍と海兵隊で、海軍のCaptainは大佐なのだと後で知った。大佐ならあと一つ昇進すれば准将(海軍だと下級少将)なので、それほど出世が遅い訳ではなかった。

面白いのは同じ海軍なのに海兵隊は陸軍と同じ階級名称を使っていることだ。海兵隊の作戦は陸上で行うことが多く、陸軍の兵士と話す機会が多い。海兵隊の始まりである大陸海兵隊のとき陸軍と同じ階級名を使っていた。この両方の理由から陸軍と同じ階級名称を使っているのだろう。

米軍は陸海軍の航空機で同じ弾丸を使っているなど合理的だが、階級名称では変なこだわりがあることが面白いと思った。戦いの結果には直接関係ない階級名称くらいは変なことをしていても、作戦や兵站をきちんとしていればよいので別にかまわないと思う。それに比べて旧日本軍はどうでもよいことにこだわるくせに戦いに勝つための必須のことは軽んじた。負けるわけだ。

2024年4月3日水曜日

税金を完全廃止したら国の経済が復活するかも

税金の存在意義は国の収入のためではなく、貨幣量の制御やもっと他の目的の方が重要なのだが、その話はここではいったんおいておく。興味のある方は経済学の教科書を読んでほしい。本文章の最後に貨幣量の制御の答も書いておく。

日本は財政赤字だと騒がれていて、そのためにいつも増税をしているが、逆に税金をなくしてしまうとどうなるのかを考えてみよう。

日本のお金の量はだいたい以下の通りだ。
  • お金の総量 1600兆円
  • GDP    600兆円
  • 国家予算  110兆円
  • 税収    70兆円
この70兆円の税収をなくしてみたらどうなるだろうか。

まず税務署を維持する費用が不要になる。財務省の連中も半分くらい不要になる。これで費用が10兆円以上浮く。次に民間の税務処理に費やしていた費用と時間が不要になる。これでどれくらいお金が浮くか見積もるのは難しいのだが、GDPの2割の120兆円以上は浮くだろう。税務の細かい事柄に浪費している時間を考慮すると、もっと多い可能性が高い。私は200兆円くらい浮くとみている。とりあえず最低でも合計で10兆円+120兆円=130兆円浮く。税金を70兆円集めるのに130兆円以上使っているのだからバカな話だ。税金は廃止した方がよい。

浮いた10兆円は国の収入になるが、浮いた120兆円は民間の収入になる。70兆円の税金収入が10兆円に減る国の収支は悪化するが、毎年120兆円もらえる民間の経済は未曾有の活況になる。税金対応に費やしていた稼働をもっと生産的な業務に振り向けられるので日本のGDPは現在の600兆円から1000兆円超えになる。税金を採用している諸外国より生産性が有利だから、GDP2000兆円超えも達成できるかもしれない。

残る問題は悪化した国の収支なのだが、貨幣の存在意義と資本主義経済の仕組みとをよく理解すると国の収支という概念には意味がないことがわかる。国は赤字になるのが当たり前で、それはそもそも自然なことで悪いことではない。頭の悪い連中が家庭の家計簿と国家収支を混同しているのが諸悪の根源だ。道路を修繕したり役所や警察や消防や自衛隊を運営したりする費用はお金を刷ってまかなってかまわない。お金を刷ることで生じる問題は日本円の価値の下落ということになるが、日本経済が活況になると日本円の価値が上がるのでそれでかなりの部分が相殺できる。少なくとも今のままのジリ貧経済では放っておいても日本円の価値は下がり続けるが、それよりはずっとマシな状況になる。

結論としては税金を廃止したらみんなハッピーになれる。企業は儲かりすぎて笑いが止まらないだろうから、喜捨として企業から寄付金を募ったらそれだけで100兆円以上集まる。これまで税金で運用していた役所等を寄付金で維持して、余った寄付金は燃やしてしまえば税金を廃止したことによる貨幣量その他の問題も霧散する